日本では定年後も働き続ける人が多く、その理由は多くの日本企業は定年が60歳で年金の受給年齢が年々引き上げられて、現在満額受給が65歳からと言う歪みと定年後に生活を賄う貯蓄の不足が大きな理由です。では、隣の台湾では定年後はどのような生活をするのでしょうか。
台湾の定年退職年齢
台湾では、強制定年の年齢は65歳と定められていて、労働者は同じ雇用主の下で15年以上勤務して55歳になった時、または25年同じ雇用主の下で勤務して定年退職を申し出た時には雇用主に定年退職金を請求して受領することが出来ます。
その中で台湾人の定年退職する人の平均年齢は58.1歳と言われます。
台湾人の老後の生活資金
台湾人は平均定年年齢が非常に低いですが、退職後の資金はどのような制度があるのでしょうか。台湾では退職した時には「勞保」と言われる制度があります。これが日本の年金制度に似た制度です。勞保とは雇用主と個人がそれどれ負担して毎月の給与から天引きされる制度で、日本の厚生年金のようなシステムです。この資金とともに退職までに貯蓄したお金が定年退職の生活資金になります。
台湾人の定年後の暮らし
日本では定年後の生活資金が不足するので、多くの人は雇用延長制度などを利用して働き続けますが、台湾の場合は生活費が日本よりも安いので、よほど資金が不足していなければ働き続けることはありません。一般的な台湾人の定年後の生活は日本人の生活ともあまり変わらず、台湾には温泉がたくさんあるので日帰り温泉や、国内旅行を楽しむ人たちが多くいます。日本よりも物価が安いので、定年後の生活は日本と比較しても恵まれていると言えるのではないでしょうか。
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