台湾は、自宅で食事をする習慣がなく屋台中心で育ってきた食文化があります。町の中には至る所に食堂があり、仕事の途中の昼食だけでなく夕食も外で済ませてから帰宅する人たちもたくさんいます。
最近では自宅で食事をする家も増えてきましたが、これはもともと自宅に台所がないという文化が台湾にはあったと言われています。一方、日本は自宅で食事をする家がほとんどでこの辺りは日本と台湾の文化の違いがあります。
台湾料理の基本
台湾は中華料理ですので、基本は全て食材には火を通して調理をします。味付けは日本で食べる中華料理は台湾の味付けに似ていると言われているので、日本人にとっては中華料理の中でも食べやすい味付けです。また、台湾の有名店も日本に進出しているので、毎日食べてもそれほど飽きることはありません。
台湾の食事のマナー
台湾は中国と同じようなスタイルで食事をする場合が多く、日本とも共通しているところがあります。箸を使い器をもって食べるスタイルは日本と同じです。レストランなどでは円卓が使われ中心に料理が並べられ回しながら自身の食べたいものを前に持ってきて取り分けるスタイルです。慣れないと料理を取るタイミングが難しいですが、特に厳格なルールはありませんのでそれほど気にする必要はありません。その中で、音をたててラーメンのスープをすするのはマナー違反とされています。半面、日本ではタブーとされているマナーが台湾では当たり前のように行われていることがあります。殻付きのエビや、骨のついた肉などを食べる時に台湾では残った骨や殻をテーブルの上に置きます。日本の食事マナーではお皿の淵に残しますが、台湾では一度口につけたものをお皿に戻すのは汚いものとされ、テーブルの上に置きます。これは日本人から見るとマナー違反のように思えますが、台湾人にしてみれば普通の食べ方です。
このように、日本と台湾では、料理や食事のマナーが大きく異なります。中華料理は日本にも古くからたくさんのお店があるので食べ慣れているかもしれませんが、台湾に渡航した時には、台湾の食事のマナーを覚えておけば戸惑うことはないのではないでしょうか。
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