海外移住する場合はそれぞれ目的があると思います。結婚や現地での起業、留学そして仕事をリタイアした後に現地でゆっくり過ごすなどが海外移住をする目的ではないでしょうか。その中で日本に近い台湾は移住するのに適した国なのでしょうか。
台湾と言う国
台湾は戦前に長い間日本が統治していた歴史があり、日本の文化を理解している数少ない国と言えます。台湾自体も中国と対立しているため、同じ中国人でも台湾人は中国の人たちとはずいぶん違います。また、日本語を理解する人も他の国よりは多く、日本からの距離が近く時差もわずか1時間で、食事も中華料理の中では日本人に食べやすいものが多く日本人にとっては暮らしやすい国と言えます。
台湾の物価と治安
台湾は東南アジアの国の中でも治安が良く物価も日本よりも安いと言われます。治安が良いと言っても日本の治安とは比較になりません。あくまで海外の国の中では治安が良いと言う程度で、外出時のスリや置き引き、家の戸締りなどに注意することは必須です。これは日本の治安が良すぎるだけで、世界の治安が良いと言われるどの国に出かけても注意する必要があります。物価は日本よりは安いと言われますが、日本と同じ生活をしようとすると高くなります。食事にしても日本製品はあくまでも輸入品で現地の食材よりも高くなるので、現地の食材で料理したりすれば安くなりますが、日本は30年程物価が変わっていないのに対して、台湾は舞人に物価が上昇しているので10年前の感覚で生活すると割安感はありません。台湾に移住する時には物価が安いからと言う考だと思ったより高くてこんなはずではなかったと言うことになります。
ビザの問題
海外で日本人が長期滞在するには、ビザが必要です。日本はシンガポールとともに世界の国で一番多く海外にビザなしで行ける国です。そのため日本人のビザに対する感覚は希薄と言えます。
台湾は、3か月までは日本からはビザなしで滞在ができますが、それ以上滞在する場合にはビザが必要です。ビザの種類は就労や留学、結婚などがあり滞在の目的によって異なります。ビザには期限があり、ほとんどのビザは継続できますが更新しないと不法滞在になります。仕事をリタイアして台湾で暮らす場合にはビザが取得できないため3か月ごとに出国して再度入国する必要があります。
このように、台湾は海外の中では治安が良く、食べやすい食べ物が多く日本人の感覚に近い国民が多いため暮らしやすい国と言えますが、言葉や習慣が異なりビザも必要と言うことは考えなくてはなりません。
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