依頼主のもとで働く台湾人のAさんは、日本に留学後依頼者の経営する会社でIT技術者として東京で働いていました。日本人と結婚して公私ともに順調な生活を送っていましたが依頼者が台湾で起業することになり、台湾人であるAさんも依頼者とともに台湾で働くことになりました。Aさんは妻や子を日本に残したまま一人で台湾にやってきた逆単身です。当初は会社の運営が落ち着いたら妻子を台湾に呼んで一緒に暮らす予定でした。
会社の運営も軌道に乗り台湾に妻子を呼ぼうとしたところ、コロナ禍の影響で台湾への入出国がままならず、家族が離れ離れになったままでいつになったら一緒に暮らせるのか分からない状況です。
失踪した台湾人従業員
ある日依頼主が会社に行くとAさんは出勤してなく連絡もありません。普段から真面目なAさんは今までにこのような事はなく、心配した依頼主はAさんに連絡をするものの応答がなく、自宅を訪問してみてもいる気配はありません。これまでAさんには家族同様に接してきたので、何かトラブルに巻き込まれたのではないかと心配する気持ちは測り知れませせん。
弊社への捜索依頼
依頼者は自身で探せることは全てしましたが、慣れない台湾では探す当ても限りがあります。困り果てた依頼者は弊社にAさんの捜索依頼に来ました。弊社は早速依頼者から捜索の手がかりとなる写真等を受け取り、現地のコミュニティを形成するグループの協力のもと捜索を開始しました。暫く捜索を続けるとタイプ委の空港でAさんらしい人を見かけたと情報が入りました。
弊社はこの情報を依頼者に報告して、弊社ともども空港に向かいました。すると空港にはAさんが一人で出発ロビーの椅子にすわっていました。依頼者はAさんに失踪した原因を尋ねると、コロナ禍の中で妻子が台湾に来られない事を気に病んで、空港にきて妻子の事を考えていたそうです。
その後、Aさんの妻子は弊社や依頼者の協力で台湾に来ることができて、Aさんも以前のように仕事に励んでいます。
このようにコロナ禍によって、世界中不便な生活を強いられていますが、現地でお困りのことがあれば長年調査活動を続け現地の事情に詳しい弊社にご相談ください。
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