台湾と中国の関係は日本にどのような影響を及ぼすか

 

現在の中国と台湾は政治的には大きな問題を抱えていますが、貿易や観光の上ではお互いに重要な国と言えます。台湾からの輸出は約30%で2020年14.6%伸びを示しています。輸入は約20%とどちらも突出した数字なのでその重要度が分かります。

台湾への国別入国者はコロナ禍前の2019年で1,184万人です。そのうちの約23%の271万人が中国からの渡航者で、日本は約200万人です。一方、台湾人の出国は2019年では約1,700万人で人口の72%にもなります。国別では日本が最も多く、中国は約400万人で2番目になっています。このように貿易の取引や観光の行先でも中国は台湾にとり重要な国と言えます。しかし、台湾は中国から独立した国ではないので両国の関係は微妙です。中国からすれば台湾は領土の一部として考えているため、虎視眈々と領土に取り入れるのを狙っていて、最近では台湾に対するプレッシャーも強くなり両国の間の関係は悪化しています。

その中で、両国の関係悪化は日本にどのような影響を与えるのでしょうか。

中国による日本への影響

中国は常に領土拡大を狙っている国で、その目標はすでに自国の領土として考えられている台湾やその先にある日本ではないでしょうか。日本のニュースで報じられている通り、日本の領土である尖閣諸島への無断の領海侵犯などは、中国としてなんとも思わない行為です。これまでも国境沿いの国には武力などの方法で併合して来た経緯があります。日本は陸続きではないものの中国の違法行為には注意しなければなりません。中国と台湾の間がこれ以上険悪な状況になった場合には最も近くにある沖縄が影響を受けやすく、その中でも台湾に近い宮古島や石垣島などの離島には注意が必要です。

このように、台湾の関係が悪化した時には日本は真っ先に影響を受ける国の一つと言えます。そのようなことにならないためにも日本とアメリカ、台湾の三か国で中国をけん制していく必要があります。

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