台湾は日本にとり最も係わりの深い国で、様々な歴史があります。日本と台湾がもっとも深い関係になったのは、日清戦争後に調印された条約で当時の清国から台湾が日本に譲渡され、日本による統治が始まりました。この統治時代は1985年から1945年に日本が第二次世界大戦で敗戦するまで続きました。この間に日本政府は台湾で学校教育の普及や産業の育成、ライフラインの整備などを行いました。その影響で多くの台湾人が日本語教育を受けて、いまだに世界の中で最も日本語が話せる国民の多い国です。
終戦後の台湾と日本の歴史
日本は敗戦により台湾の権利を放棄しましたが、独立した台湾とは1952年に国交が復活して1972年の日本と中国の国交樹立により日本と台湾の国交が断交しました。その後は中国を第一国として認めながらも民間同士による交流を深めて現在に至っています。
現在の台湾人と日本人の交流
台湾を国としては認めない日本政府の方針に変わりはないものの、民間同士の交流は盛んになり、貿易取引だけでなく観光でも台湾人や日本人にとりお互いの国は観光先として人気となりました。また、台湾人や日本人にとってもお互いに信頼できる国として考える人たちも多く、台湾大地震の際には日本からたくさんの支援金が支給して、東日本大地震の際には台湾からはアメリカに次ぐ支援金が日本に支給されています。このように台湾人との日本人の間には大きな信頼関係が築かれていることは、正式な国交がない中でも民間企業や両国の国民同士が築き上げてきたことの成果と言えます。
このように日本と台湾には政治が大きな影響を及ぼしてきましたが、これからの両国の関係は旅行者の数があらわしているように、人口が少ない台湾からは日本人の2倍以上の観光客が日本に訪れています。この人数を見ても台湾にはたくさんの親日家がいることがわかるのではないでしょうか。
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