台湾で日本人が巻き込まれた詐欺には大きく分けて2つの種類があります。そのひとつは旅行者などを狙ったコピー品の販売やタクシー運転手の高額請求などは日本人も詐欺に遭った事例があります。コピー品は観光地の店舗や客引きなどに誘われて店に案内されて購入してしまうケースが多いですが、本物と見分けがつかないような精巧さですがオリジナルとは比べ物にはなりません。日本はコピー品の持ち込みが禁止されているため、空港などの税関でチェックされた時には没収となります。
タクシーのボッタクリは目的地までわざわざ遠回りをして金額を釣り上げる手口で、地理に不慣れな日本人がよく巻き込まれる詐欺です。タクシーの運転手も巧妙で同じ道を何度も通らず目的地までたどり着くため、乗車した日本人はなかなか見抜けない手口です。
このような観光客を狙った詐欺がありますが、在住する日本人に対しても詐欺が行われています。詐欺の手口は日本でよくある「振り込め詐欺」です。携帯電話のショートメールを利用した詐欺で海外ではよくある詐欺ですが、「賞の当選」や「恐喝・脅迫」などが発生しています。また、中国語を話せる人には公的機関と偽り、電話でお金の集金目的などと個人情報を引き出そうとする詐欺もあります。
台湾で詐欺を防止する対処法
このように台湾ではいろいろな詐欺に日本人が遭遇していますが、防止する方法としては観光で台湾に訪れた時には明らかにコピー品と分かるものは購入しないことです。ブランド品の多くは海外でも統一価格なので、台湾だけ安く購入できることはありません。タクシーに乗車した時の注意は、グーグルマップマップなどのアプリを利用して目的地と現在地を常に確認することと、台湾人は日本語を理解する人が多いため車内で余計なことを話さないことです。
在住者が巻き込まれやすい振り込め詐欺は、ショートメールで当選連絡が来ることはありえないので100％詐欺と疑うべきです。公共機関と偽り個人情報を引き出そうとする電話では、折り返し電話をすることにしていったん電話を切り、気になる場合は正式な機関に電話をして確認しましょう。このように日本でも起こる詐欺が台湾にはあります。
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