台湾人の好きな旅行先としては日本が第一位で、訪日外国人の数としても中国に次いで第二位で年間に台湾の人口の約17％の人が日本を訪れています。
また、台湾では日本語を勉強している人が多く「日本語検定試験」の申込者も世界第二位で日本語は第二外国語として人気があります。そして、もう一つの理由は日本製の商品は台湾人にとって「品質が良い」イメージがあり台湾では日本は大人気です。それらの理由から何故台湾には親日家が多いのか探ってみます。
台湾と日本の関係の歴史
1895年から1945年まで、台湾は日本に統治されましたが、この間台湾では日本に対する不満や否定的な意見はあまり聞きません。この間日本は台湾に様々な貢献をしてきました。
インフラ面では鉄道や道路、港を建設して交通手段を整備したことで、円滑な流通が可能となり台湾経済に大きな影響を与えました。そして、ダムの建設で農業用水の不足を解消し、農作物の改良にも力を入れて台湾の農業発展に大きく貢献しました。
教育面では、台湾人に日本語教育を行い、子供たちを小学校に通わせました。日本語教育を受けた80歳以上のお年寄りは日本語を話せます。
これらの事から、台湾人は日本人に対して良い印象を持っています。
現代の台湾と日本
その様な歴史から、現代の台湾人は日本をどのように考えているのでしょう。
台湾人が日本の文化に触れあうのは、テレビなどのメディアを通じて多くの日本の番組を
中国語の吹き替えで見ることが出来ます。
それらの情報から日本は、街が綺麗で、治安が良く、安心安全の国で、日本人は礼儀正しく気配りができ、お店などでの丁寧なサービスは世界的にも有名です。さらに、日本の食品は安全性が高く、衛生面にも心配することなく食べることが出来るので、旅行先としても人気です。
台湾人の生活への影
台湾では、日本食の人気が高く、日本から多くのチェーン店も出店しています。それらのお店は決して安くはないですが、どのお店も台湾人にとっては美味しく同じ味を台湾では作ることが出来ないため休日の食事時には多くの人が列を作ります。
デパートでも、「日本物産展」が頻繁に開催され、食品売り場ではいつでも日本の食材が手に入り、化粧品売り場では半数以上が日本のブランドです、日本の製品は台湾人にとって必要不可欠のものとなっています。
この様に、台湾で親日家が多いのは、過去の日本が台湾に貢献した歴史と、日本人の人柄や日本製品への安心感などが起因しています。
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